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新年のご挨拶
 新年、明けましておめでとうございます。
 昨年は大変お世話になりました。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 新年のご挨拶は、本来お会いして直接申し上げるべきですが、今春もコロナの制約により賀詞交換会の開催や訪問が叶わないため、昨年に続きHP上にて失礼させていただきます。昨年は「2021年に限ってはやむなく弊社HP上にて失礼致します‥」と申し上げましたが、まさか二年連続でお会いできないことになるとは思いもよらず残念でなりませんが、ひとえにコロナの蔓延防止と皆様のご健康を願ってのことと、ご理解いただきたいと思います。
 
 
変異を繰り返すコロナについて、温暖化など生態系の頂点に立っているつもりになって調和を乱す者の鉄槌だなどと極端な言い方をする向きもございますが、それを裏付けるかのごとき自然の猛威に我々は為す術無く、一日も早い終息をただ祈ることしかできません。本文では昨年の振り返りや今年度の予定などを書き連ねて参りますので、長文になりますがお時間ある限りお付き合いいただけたら幸いです。
 なお、各部の年度方針など詳細につきましては各部長から関係各位に対し別途お伝えいたしますので、こちらでは総論に終始致しますことをご理解ください。


 まず昨年の弊社を振り返ります。
 昨年も一昨年同様に非常事態宣言・措置法・自粛要請等々コロナにより、弊社の営業活動は様々な形で制限を受けました。しかしながら、営業経費が激減し従って売上も大幅に減少した一昨年に比べれば、昨年は幾分「コロナ慣れ」してきたのか営業経費は増加に転じ、売上高に至っては何と目標を超えコロナ前にまで戻りました。これは報道でご存知の通り①値上げと②需要増という追い風、しかもこれまで経験したことのない台風並の追い風によるものです。それでも販売先への「値戻し」が遅れているために通年の利益率は低下し、また売上高自体も世間並みの上昇率には届いていないので、競り負けが明らかです。同じく報じられているモノ不足も災いし、昨年は特に大口物件において調達できなかったことによる失注が目立ちました。しかしこの追い風は、ここ十年間続いた保守的な政策の結果上がって来なかった国内物価の現状を踏まえれば、世界水準に追い付くまでは続く、即ち今年度も暫くは同様の状況が続くのではないかと予測できます。

  暗雲垂れ込めるコロナの中で、昨年11月末の松戸事業所(千葉県松戸市の稔台工業団地内)竣工は一筋の光となりました。今回の移転に当たっては、葛飾事業所の長年の懸案だった「宅地化」と「水害地域指定」という問題を永久に解決しただけではなく、実はいくつかの「趣意」を盛込みました。一つは、設計・施工・監理という三要素のうち、施工と設計・監理を分けたことでした。その理由は、数年後の創業100周年には松戸事業所が活動の中核を成す拠点になっているため、弊社の本分が「価値創造」であることに立ち返れば社員の希望に沿った創造的な空間にする必要があり、今後の事業ドメインに最も合う形にしておきたかったからです。また一つは建築資材には可能な限り取引先様の商品を採用したことです。その理由は、建物一式をゆうに作れるだけの様々な取引先様が有りながらもその取引はごく一部の商品に限られ、また取引先様やその商品のことは弊社の営業担当者しか知らないといった状況で、さらなる取引先様との関係強化を果たせずに居たからです。ですから今回の自社建築を絶好の機会と捉え、日頃からお取引いただいている取引先様から購入をし、また再販目的で購入している商品を自らの建物に使用しました。一例を挙げれば、大和ハウス工業(株)様においては毎月「定例会」として延べ社員の半数が建築現場を訪問し、普段立ち入る事のできない建築の進捗を間近に見学しました。またエヌアイシ・オートテック(株)様においては、本来機械部品である「アルファフレーム」を全社員のデスクに流用し新たな需要開拓を提案しました。さらにトーソー(株)様においてはオモリを内蔵した風に強いブラインドを特注し、新商品開発に繋がりました。中でも特にご賛同・ご提供をいただけた取引先様には、ショールームとして使っていただけるよう、一部スケルトンにしたり解説ボードを設置致しました。結果として手前味噌ながら期待以上の社屋が完成し「100周年からの飛躍」の舞台が整いました。ぜひ一度お立ち寄りいただければと思います。

 次に今年度のやることを説明いたします。
 弊社の営業部には、売り方という観点から見ると、「ユーザーの様の調達合理化」を事業ドメインとする直販グループ(1G)と、広く「販売店支援」(大変おこがましい表現で申し訳ありません。)を事業ドメインとする卸売り(2G)の二種が有ります。また取り扱い商品という観点では、創業以来の2Gによる一般ネジを主体とする「締結品」に加え、ここ30年、1Gによるネジ以外の加工部品などの「被締結品」へと拡げてきました。1Gでは今後、松戸事業所の広大な作業スペースを活用しこの二つを組み合わせたもの、つまり「締結そのもの」へと展開して行く計画です。例えば、ネジの致命的な欠陥である「弛み」への対策やその商品開発、または安全かつ効率的な締結作業に関する生産技術、さらには弊社社内での組立て請負いなども射程圏内かもしれません。社内においては後発で俗人的な作業が目立つ1Gでは、遅れている仕組み化が課題です。

 一昨年から力を入れているのが、「お節介」をキーワードとする2Gの販売店支援です。近年社会問題にもなりつつある中小零細企業の廃業問題への取り組みとして、販売店様で不足しているスキルの補給、平たく言えば弊社が有する営業や経営といった様々なスキルの人材を、常勤~日替わりで「貸し出し」を始めました。弊社内にある6社の販売子会社との30年を越えるやり取りの中から得られた様々知見をロールモデルとして、M&Aや廃業に迷うオーナー達にとって、第三の選択肢となるサービスメニューを拡充中です。特筆すべきはこのプログラムで社外に出した弊社社員・販売店社員様達の成長ぶりでした。単に私自身が経験した転職(の有意性)のロールモデルというだけではなく、特に中堅以上の社員の教育効果が確認できたため、今年はさらに取引先様との管理職格の交換留学も予定し、幹部社員の経営力アップからさらに複数社を兼務することによる人件費経費の削減までを視野に入れ、今期以降も様々な形での出向を計画して行きます。いくら「永続」を掲げてみたところで、仕入と売りの狭間に居る弊社は単独では生きて行けないので、余計な「お節介」をしながら共に永続を目指します。引き抜きも本望、との覚悟で「雇われ社長」による販売店様の永続を目論みます。

 創業100周年が7年後に迫った弊社では、今年度も「100周年からの飛躍」と銘打って様々な準備を進めて行きます。引き続き弊社の活動にご賛同・ご支援をいただきますよう宜しくお願い申し上げます。

 今年度が皆様に取りまして最良の自己実現の年となりますことを祈念いたします。

代表取締役 真下丈二


松戸事業所
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Photo by Kai Nakamura